デスノート衝撃の終幕 小説、アニメへ新展開も

03年12月、1本のサスペンスホラーの連載が「週刊少年ジャンプ」(集英社)で始まった。

それが「デスノート」だ。

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名前を書かれた者をしに至らしめる、死神のノートを手にした夜神月(ライト)を主人公に、無名の原作者・大場つぐみさんがつむぎ出す緊迫のストーリーと「ヒカルの碁」の小畑健さんが描く繊細で個性的な絵で、読者を瞬く間に魅了した。

5月15日発売分の108話でついに幕を閉じたが、同時にデスノート映画アニメゲーム小説への展開が発表されるなど話題は尽きない。

デスノート」とは何だったのか、改めて振り返ってみた。

■衝撃の終幕

絶対絶命のピンチに追い込まれたライトが死神リュークに助けを求める。

その姿にリュークは「俺にすがる様じゃな…。お前は終わりだ」「結構長い間互いの退屈しのぎになったじゃないか」と言い放つ。

デスノート107話「幕」の1シーンだ。

そしてリュークはデスノートに「夜神月」と記し、ライトはこれまでの冷徹な姿をかなぐり捨て、無様にわめきながら、「地獄にも天国にも行けない」というデスノートを手にした者の定め通りの最期を迎える。

エピローグといえる108話「完」では、「キラのいた世界」が終わり、「キラ出現以前」に戻った社会に違和感を感じる主要人物たちと「キラ」に祈りを捧げるなぞめいた人々が描かれる。最後まで深読みしたくなるような終幕だ。

■ぶつかり合う“正義”

単行本10巻までの単行本の発行部数は1800万部を突破する大ヒットを記録した「デスノート」。

主人公のライトは、警察庁刑事局長・夜神総一郎の長男で、成績優秀、運動神経抜群、容姿端麗と非の打ちどころのない高校生だ。

ある日、「名前を書かれた人間は死ぬ」と書かれたノートを拾い、犯罪者や不良の名をノートに記して、その力を知る。

ライトは人を死に至らしめるという苦悩や恐怖を乗り越え、犯罪者の名前を次々と書き込み、「正義の裁き」を下していく。リュークがデスノートを人間に拾わせたのも、ライトがデスノートを使ったのも「退屈だったから」だ。

次々と犯罪者たちが消えていく中で、世間は彼を救世主とうわさし「キラ」と名付ける。そこに、世界の警察を動かせる唯一の存在で、なぞの天才捜査官・が登場し、キラに宣戦布告する。互いに正義≠確信する二人は「必ずお前を捜し出して始末してやる」と誓う。

総一郎と共に捜査を進めるLは、息子であるライトに「5%」の疑いを持ち、ライトと同じ東大に進んで、入学式で「L」であることを明かす。Lはライトへの疑いを深めながら、捜査協力をに引き込み、ライトは「Lを信じ込ませて最後は殺す」と直接対決に臨む。

マンガを超えた心理描写

デスノートには、「書く人物の顔が頭に入っていないと効果がない」「名前の後に40秒以内で死因を書くと、その通りになる」「死因を書くと更に6分40秒間、詳しい死の状況を記載する時間が与えられる」などの使用の詳細なルールが定められていることが、ライトの行動を制限し、Lはそれを手掛かりに事件のなぞに迫っていく。

二人の天才による心理戦は、言動を互いに読み合うことで展開するため、延々とモノローグが続き、互いに無表情で動きもない。ほとんど小説を読んでいるような感覚と言っていいだろう。
 
少年マンガとは思えない複雑なストーリーを描く原作の大場さんは、性別、年齢などくわしい情報は一切不明。

デスノートで原作デビューしたことだけが分かっている。

写真をトレースしたような高い画力を持つ小畑さんが、ライトとLのわずかな表情の変化を描き分け、緊迫した心理戦を際立たせている。担当編集者の吉田幸司さんは「原作を読んで、小畑さんしかいない」と直感したと振り返る。

物語は、もう一冊のデスノートを手にした弥海砂(あまね・みさ)の登場で急展開する。

ミサは、両親を殺した強盗犯をキラが裁いたことで、キラの信奉者となる。

人気モデルで一途な美少女ミサは、そのノートの持ち主である女性の死神レムと取り引きし、寿命の残り半分と引き換えに、人間の本名と寿命を一目で見ることができる「死神の目」を手に入れてまで、キラであるライトに尽くす。レムはそんなミサを守ろうと優しさを見せる。

この二人の「女性」の登場は、Lとライトの息詰るような戦いの中で、いい息継ぎをさせてくれる。

ミサの登場でLのライトへの疑いが深まり、とうとう2人は24時間手錠でつながったまま、「キラ」の捜査をするという展開となり、緊迫の度合いは増していく。

吉田さんは「『近いのに遠い』という人間関係の矛盾や違和感が出せたのでは」という。第1部のラストでは、ライトの正体にLが気づく寸前に、レムの優しさを利用し、ミサを守るために死神のルールを破らせてLの名をデスノートに記させ、2人の戦いの決着が付く。レムは「死神を殺すとは、死神を超えている」とライトを評しながら砂と化して消えていく。

■ネットを駆け巡る話題

正直言って大人が読んでも頭が疲れるような本格サスペンスだが、連載開始と同時に人気に火が着き、04年4月に発売された単行本第1巻は、ジャンプ史上最速で100万部を突破した。

読者アンケートでは、小学生が中心に大人まで幅広い読者層を持つ同誌の中で、デスノートファンは中学生以上の層が圧倒的な支持を寄せ、常に上位をキープ。マンガ通を自認するブロガーたちが自身のブログで絶賛すると次から次へとネット上の口コミが広まった。

掲示板では、毎週毎週「ライトの仕掛けたわなとは?」「あのルールを使った展開だとこうなるはず」などの作品のなぞ解きや深読みで盛り上がり、デスノートのふきだしを変えてギャグをつくる「デスノコラ」や原作者大場つぐみの正体探しなども話題となり、人気に拍車を掛けていった。

マンガ評論家の伊藤剛さんはこうした動きについて、「ネットであれこれ語り合いながらマンガを追いかけていく楽しさがあった。こうした同時性を楽しんだマンガは久々」と評価する。

■広がり続ける世界

ライトが警察官となり、「L」の立場を継ぐ第2部では、Lの後継者となるべく育てられてきたニアとメロとの対決が描かれ、ライトの最期へと物語が進んでいく。吉田さんは大場さんに「必ずライトに罰を与えるような展開にして欲しい」と依頼し、冷酷に勝ち続けてきたライトが、デスノートを使った者の罪を清算する形で完結した。

最終回の次ページには「超特報 広がり続ける『デスノート』世界(ワールド)!!」と題して、日本テレビ系でのアニメ化、06年冬にコナミデジタルエンタイエンメントからのゲーム化、6月にトリビュートアルバムの発売などが一気に発表された。

藤原竜也さん(24)主演の実写映画は、前後編が6月、10月に前後編の連続公開が決定。

10代を中心にヒットを続ける小説誌「ファウスト」(講談社)で「デスノート」と同じく心理サスペンス小説「戯言」シリーズを手がけてきた西尾維新さんによる小説が8月に発売されるが、吉田さんがジャンプの目次の「編集部からの一言」コーナーで西尾さんの作品を絶賛し、原作の大場さんも「小説にするなら西尾さんで」と希望で実現したという。

ジャンプに突然登場し、人々の目を引きつけながら、すい星のように過ぎ去ったデスノート

余韻を増しつつ、新たな輝きを見せてくれそうだ。


デスノートに外伝!今度の主役は“L” 再来年に上映

今度は「L」が主役−。映画デスノート」のスピンオフ作品が製作されることが11月30日、決まった。

6月公開の「デスノート」、公開中の「デスノート the last name」で俳優、松山ケンイチ(21)扮する謎の天才「L」が想像以上の人気キャラクターとなったため、原作にはないストーリーが掘り起こされることになった。

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平成20年公開の予定。

大人気映画の脇役が、前例のない早さで“独り立ち”を果たす。
 
デスノート」では、松山演じる「L」は藤原竜也(26)扮する主人公、夜神月(ライト)のライバル役。

名前を書かれた相手が死ぬという不思議なノートを手に、世直しを目論む月と、月の犯行を暴こうとするLの壮絶な頭脳戦が話題を呼んだ。
 
世界的に有名な天才探偵でありながら、奇妙な風貌というアンバランスなLのキャラクターが思わぬ大人気となり、難役に挑んだ松山も一気にブレークした。
 
スピンオフ作品は、現在のところ、Lが主役ということ以外はすべて白紙の状態。

タイトルも未定。

デスノート」以前のエピソードが中心になるとみられるが、月との絡みの有無などはすべて謎のままだ。
 
松山は「デスノート前編、後編で自分なりにLという役をやり切ったと思っていたのですが、撮影から3カ月たち、まだ何かやれたのでは? という思いが沸いてきました」と再チャレンジへの意欲を見せている。
 
来年のクランクインに向けて「次は主人公ということもあって、周りがプレッシャーをかけてくると思うので、それを思うと重圧を感じてしまいそうです」と気を引き締めている。
 
原作漫画DEATH NOTE」は累計2300万部の大ベストセラー。

映画デスノート」は興収28億5000万円に達し、ハリウッドを含む海外数十社からリメークのオファーが殺到している。

11月に公開された後編「デスノート−the last name」は同40億円を突破するなどさらに勢いを増している。
 
空前のデスノートブームが、公開中の映画の続編発表という異例の展開につながった。

松山=Lがさらなる旋風を巻き起こすのか、大注目だ。

映画「デスノート」香港でも異例のヒット

俳優、藤原竜也(24)主演の映画デスノート(前編)」(金子修介監督)が今月10日に香港で封切られ、同地で上映された日本映画としては異例のヒットになっている。
 
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香港で同作を配給するゴールデンハーベスト社によると、「映画デスノート(前編)」が実写の日本映画では、ここ10年で1番の記録」。

初日(10日)の興収は103万77香港ドル(約1545万円)で、ハリウッド大作「パイレーツ・オブ・カリビアン デッドマンズ・チェスト」の128万7497香港ドルに及ばないものの、1スクリーンあたりでは約1万6000香港ドル(約24万円)の差で、人気スター、ジョニー・デップに勝った。
 
映画デスノート(前編)」製作の日本テレビ、佐藤貴博プロデューサーは「原作は香港でも人気がある。

死神といっても単なるホラーではないストーリー性がウケたのでは」などと分析。

同氏によると配給のほか、米メジャーを含む数十社からリメークのオファーが殺到しているという。
 
一躍、香港で注目を浴び始めた藤原は「映画デスノート(前編)」が香港の方々に認められて光栄です。この成績が全世界で公開されるきっかけになればうれしい。
9月8日に台湾でも公開されますが、台湾でも日本記録を塗り替えられるぐらい期待しています」とコメントを寄せた。

9月下旬にタイ、10月に韓国で上映のほか、10月公開の後編を日香同時上映する企画が進行中。

デスノート監督の金子修介が初監督!

デスノート監督の金子修介が初監督をつとめる作品、「偽伝、樋口一葉」が公開される。
すぐ上、青文字のデスノート監督が初監修というタイトルをクリックしてみよう。

劇団アロッタファジャイナ第7回本公演だ。
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監修に、映画「デスノート」監督、金子修介氏。
主演に、フジテレビ「ダンドリ娘」出演、満島ひかり。

「真夏の男と女があれしてこうして、
いけないっっと思いつつも、ああなっちゃう系なあれかもしれないし、
そうじゃないかもしれない」

というような、まさに予想を裏切るエンターテイメント
風味に仕上げる予定だそうで、とりあえず、期待していてください!

劇団アロッタファジャイナの過去の公演。
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他の公演も見たい人は上のデスノート監督が初監修という青文字タイトルをクリック!


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デスノート 前編 ストーリー 【デスノート 前編】


デスノート 映画
前編

このノートに名前を書かれた人間は 死ぬ。

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デスノート

死神のノート「
デスノート
」を、将来を嘱望されるひとりの天才・夜神月が入手する。 そして、その日を境に、世界の犯罪状況は一変してしまう。 犯罪者を裁く法に限界を感じた月は、世の中を変えるため、謎の殺人犯「キラ」として、デスノートの力で凶悪犯を次々と粛清していく。

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その一方で、この奇妙な連続殺人事件を調査する警察が注目する人物がいた。 警察を裏から指揮し、数々の難事件を解決してきた世界的名探偵「L」である。 Lはキラが日本にいると断定し、偽の生放送を流してキラが関東地方にいることまでを特定する。


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デスノート 主題歌、ナイトメア オープニングテーマ 【デスノート 主題歌】


デスノート 主題歌 ナイトメア、the WORLD


オープニング



作詞:RUKA 作曲:RUKA 編曲:ナイトメア

RUKA/瑠樺(ルカ)ドラム

本名:狩野覚

6月9日生まれの双子座、O型である。
本籍は世田谷区だが育ちは川越市→与野→浦和市→中野区→仙台市であり仙台のなかでも2度引っ越したとか。現在はもちろんの事上京している。アイスホッケーをやっており中1の頃ホッケーの先輩からギターをもらい音楽に触れ、BOØWYなどのコピーを多くこなした模様。現在はドラムを担当してはいるがLUNA SEAのベーシスト・Jに憧れベースもこなしていた様だ。また、PENICILLINのファンでもあり雑誌でメンバーであるHAKUEIと対談も行っている。メンバー内で唯一の黒夢のファンでもある。


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デスノート 主題歌、エンディングテーマ 【デスノート 主題歌】


デスノート 主題歌
、エンディングテーマ。

アルミナ
作詞:咲人 作曲:咲人 編曲:ナイトメア



咲人(サキト)
ナイトメア
、ギター
本名:坂口貴浩
6月29日生まれの蟹座、O型である。

小5の頃X JAPANのボーカリスト・TOSHIの「Paradase」にはまり、そこからX JAPANやLUNA SEAなどのいわゆるビジュアル系ロックに没頭し始める。LUNA SEAのギタリスト・SUGIZOには相当な影響を与えられた。初めに買ったギターはHIDEモデルのモッキンバード。初めてバンドを組んだのは高1の文化祭であり、LUNA SEAやL'Arc〜en〜Cielのコピーをしていた模様。仙台のライブハウスで活躍しており、テイーンズにも出場し学校対抗でグランプリを獲得。東北大会の決勝まで上り詰めた経験も。



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デスノート:見どころは「足」 監督、出演者らが試写会で舞台あいさつ

人気サスペンス漫画映画化し話題になった「デスノート」の後編デスノート the Last name」(金子修介監督)のジャパン・スペシャルプレビューが24日、都内で開かれ、天才捜査官L役の松山ケンイチさん(21)ら出演者9人と金子監督が舞台あいさつをした。

デスノート後編から出演した片瀬那奈さん(24)は「足をきれいに撮ってもらった。監督のこだわりなのでしょう」ともう1つの見どころを説明していた。

原作は週刊少年ジャンプ(集英社)の同名漫画

デスノート後編では、名前が書き込まれた人物が死ぬというデスノートを操るキラこと夜神月(やがみ・らいと=藤原竜也さん)と彼を追うLがついに対決する。

さらに、もう1冊のデスノートが地上にもたらされ、第2、第3のキラが出現するなど先が読めない展開に。

ラストは原作にない結末になるという。

対決シーンについて、松山さんは「普段から2人で話をしていても、ずっと探り合っているような気がしていた。

本番の長ぜりふの掛け合いは緊張してNGを出したが、竜也君に引っ張ってもらった」。

デスノート後編では重要な役回りになる弥海砂(あまね・みさ)役の戸田恵梨香さん(18)は、原作にもある監禁シーンについて「縛られた上、1時間くらい目隠しもされて、リアルな芝居が出来たと思う。自分にはこの役は無理と思っていたが、海砂と出会えて本当に良かった」と興奮気味に語っていた。

2作を撮りきった金子監督は「複雑で難しいストーリーで脚本も苦労したが、最後はストレートな気持ちを込めた。

出演者に支えられ自信がある映画になった」と力強くPRしていた。

11月3日から丸の内プラゼールほか全国松竹・東急系でロードショー公開予定。

27日には日本テレビ系で前編のディレクターズカットTV特別編が放送される

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